Audibleの大きな魅力のひとつ。

それは何と言っても、ナレーターの朗読である。

私が今回取り上げさせていただく書籍は、小野寺史宜さんのご著書である『タクジョ』。

『タクジョ!』の内容はもちろんのこと、ナレーターの金丸由奈さんの朗読も最高だった。

というわけで、今回は『タクジョ』の読書感想を書いてみることにする。

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『タクジョ!』 を選んだキッカケ

書籍の表紙でもある、Audibleのサムネイル画像にピンと来た。

黄色のタクシーと女性ドライバーが空を見上げている様子、それから、手書きのような懐かしい雰囲気が漂うイラストに心惹かれたのである。

“どれどれ・・・”と思い聴いてみると、没入するまでに、そう時間はかかならなかった。

『タクジョ!』 の魅力:主人公の高間夏子編

主人公の高間夏子。

四年制大学を卒業し、新卒でタクシー会社に就職、ドライバーを志望してタクシードライバーになった。

新人ドライバーとして色々な経験をしながらも、まっすぐな夏子は、ひとつひとつ乗り越えていく。

上司や先輩に媚びることなく、無駄に楯突くことなく、誰に対してもフラットな姿勢が、聴いていてとても心地よい。

職場にあんな先輩がいたらいいな~!

と、きっと誰もが思うような女性像である。

また、高間夏子の両親は離婚しているため、夏子は母親と一緒に暮らしている。

その母親はおっとり系のキャラクターで、夏子との関係性や掛け合いも楽しい。

聴いていると思わずほっこりしてしまうのだ。

父親との関係性もめちゃくちゃなわけではなく、どちらかというと円満離婚だったのであろう。

あることをキッカケに、夏子は父と再会することになるのだが、それがとても自然体なのである。

誰に対しても期待しすぎず、勝手に失望したりせず、適度な距離感で向き合える夏子が、ちょっと羨ましい気さえした。

ナレーターによる朗読と書籍内容との相性が最高すぎる

『タクジョ!』の朗読をされているのは、金丸由奈さんである。

書籍の内容と金丸由奈さんの朗読がとてもマッチしており、聴いていてとても心地よかった。

淡々と進むストーリーに対して、淡々とした朗読。

主人公・夏子のフラットな物言いも、金丸由奈さんの朗読だからこそ、よりしっくり来ていたのだと感じている。

また、金丸さんの声がとても素敵で、それだけでもいつまでも聴いていたくなるような、とても耳心地の良い朗読だった。

まとめ

Audibleを利用するようになってから1年以上が経過した。

そんな私が今思うこと。

それは、

ぜひAudibleで楽しみたい書籍がある

ということだ。

もちろん、目を使った読書も最高なのだが、私はAudibleの醍醐味を知ってしまった。

そんなAudibleの醍醐味を味わえる一冊が、まさに『タクジョ!』だと私は思っている。

『タクジョ!』はストーリーも難しくなく、タクシーに乗っている情景が浮かびやすい書籍だ。

気負わず耳読がしたい!と思っているかたに、きっと楽しんでもらえるような気がする。

というわけで、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

もりー

というわけで、最後までお読みくださり、ありがとうございました。