1月は、Audibleを通して凪良ゆうさんの作品を集中的に聴いた1か月でした。

不穏さでさえも、どこか静かで美しい描写。

完璧ではない愛、歪みを抱えた人間関係、そしてその中にも確かに存在する優しさ。

今回は、Audibleで触れた凪良ゆうさんの4作品について、印象に残ったことを中心に記録していきます。

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すみれ荘ファミリア 著:凪良ゆう

虚弱体質の主人公・一悟(いちご)と、幼い頃に生き別れた弟・(あくた)が再会する物語。

不穏な空気が漂いながらも、どこか美しい凪良ゆうさんの描写に、あっという間に引き込まれました。


この世に完璧な愛など存在しないのかもしれない。

そう思うと同時に、そこらじゅうに溢れる歪んだ愛が、人を深く傷つけることも思い知ります。

だからこそ、

大切な人だからこそ、距離を取るという選択もあるのだろう

と、愛について考えさせられる一冊でした。

神さまのビオトープ 著:凪良ゆう

『すみれ荘ファミリア』ですっかり凪良ゆうワールドに惹き込まれた私。

そんな私が次に選んだのが『神さまのビオトープ』でした。


主人公は、夫を事故で亡くしたうる波(うるは)という女性。

亡き夫・鹿野くん(かのくん)の幽霊と一緒に暮らすうる波を取り巻く、4編の物語で構成されています。

この物語に触れ、

誰にも言えない秘密を抱えて生きることは、悪いことではない

と、諭されたような気がしました。

また、

他者に理解されにくい趣味や嗜好を抱えている人々は、自然と“諦めること”を身につけていくのだ

ということも。

それは、自分を守るための術でもあるのだと、改めて感じた一冊でした。

星を編む 著:凪良ゆう

『星を編む』を聴いているうちに、

これはもしや……?

と頭をよぎったのが、『汝、星の如く』でした。

『星を編む』がその続編だと知ったのは、物語が随分と進んだ頃です。

私の場合、先に『汝、星の如く』に触れていたことで、物語がより深みを帯びたように感じました。


この作品で真っ先に私の頭に浮かんだのが、「情は人のためならず」という言葉でした。

物語の中心人物・北原先生は、他人には金を貸す一方で、自分の子どもには奨学金を借りさせるという家庭で育っています。

そんな北原先生の子ども時代の描写には、もどかしさをたっぷりと感じました。

しかし、北原先生が置かれていた環境に共感する人は、多くいらっしゃるような気がします。

思うようには進まない人生の中で描かれる、人の優しさや美しい情景。

この一冊を通して、私はますます凪良ゆうさんの物語が好きになりました。

流浪の月 著:凪良ゆう

凪良ゆうワールドにどっぷりと浸かった最後に選んだのが、『流浪の月』でした。

土師亜文(はし あふみ)さんのナレーションも素晴らしく、これまでにないほど感情を揺さぶられた作品です。


メイン登場人物である、家内更紗(かない さらさ)佐伯文(さえき ふみ)

過酷なふたりの人生は、「人の真の姿」「本当の居場所」について、私に問いかけてきました。

  • 人から貼られたレッテルを、いつの間にか“本当の自分”だと思い込んでしまうことはないだろうか。
  • 理解されない経験を重ねることで、人を信じることや、誰かと心を通わせることを諦めてしまわないだろうか。

これらは個人の問題ではなく、社会全体に関わることなのだと思います。

そう考えると、世の中には、きっと無数の「隙間」が存在している。

読了感はとても良かったのですが、とてつもなく多くのことを考えさせられる一冊でした

まとめ|Audibleで凪良ゆう作品に浸った1月の記録

凪良ゆうさんの作品に浸った1月は、「愛」というものの複雑さについて、何度も立ち止まって考える時間になりました。

歪んだ愛、うまくいかない人間関係、どうにもならない現実・・・。

それでもなお描かれる、人の優しさと、情景や人間模様の美しさ

Audibleを通して触れたこれらの物語で、私はすっかり凪良ゆうさんのファンになってしまいました。

今回ご紹介している作品は、いずれもAudibleの無料体験対象作品です。

気になる作品があれば、チェックしてみてください。

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もりー

最後までお読みくださりありがとうございました☆