40代になって感じたこと。

それはずばり体型の変化です。

体重は変わっていないのに、鏡を見ると体型がオバサン化していることに気づく・・・。

それもそのはず。体脂肪率は以前よりも上がっているのだから。

さらに私の場合、虚弱体質でありながらいくつかの持病も抱えています。

なので、「健康を守るために何かしなければ」という思いを、30代後半頃から抱えていました。

このような中であれこれ模索し、試行錯誤の過程で出会ったのが、アンデシュ・ハンセン先生のご著書『運動能』でした。

この書籍を読み進めるほどに、「運動不足の解消」「体型維持」「持病の寛解」を同時に目指せる習慣・・・それがランニングだと分かってきました。

40代主婦がランニングを始めたキッカケ

以前からうすうす気になってはいたものの、

ランニングか・・・

という感じで、重い腰が上がらずにいました。

そうなのです。ランニングって、とってもハードルが高くありませんか?

だから、あれこれ理由をつけては、なかなか始めることができませんでした。

こんな私が

ランニングを習慣にしたい!

と思えるようになったキッカケが、こちらの書籍との出会いです。

『運動能』 著:アンデシュ・ハンセン

『運動能』 著:アンデシュ・ハンセン |運動が脳に与える効果

スェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン先生は、ご著書『運動能』の中で、運動は「脳を鍛える最高の方法」だと述べています。

特にランニングなどの有酸素運動は、脳機能を向上させ、メンタルヘルスにも大きな効果をもたらすそうです。

書籍の帯にはこのように書いてあります。

有酸素運動で脳細胞が増える!

海馬が大きくなる!

アンデシュ・ハンセン著 『運動能』より

これは決して誇張された内容でないことは、本文をお読みいただたら、すぐにご理解いただけると思います。

そしてもうひとつ、私がとても驚いた内容を引用させていただこうと思います。

脳の大きさは25歳ごろがピークで、その後、年齢とともに徐々に小さくなっていく。脳の細胞は一生涯つくられつづけるものの、それよりも速いスピードで死滅しているのだ。具体的には、一日に約10万個の細胞が失われている。一年中、24時間、絶えることなく次々に死滅しているのである。

ー中略ー

脳そのものは、毎年0.5~1%ずつ縮んでいく。

著:アンデシュ・ハンセン 『運動能』 p.210より

人間の脳は、こんなにも早い時期にピークアウトを迎えていただなんて・・・

さらにはこのような研究結果が明らかになっています。

研究者たちの目を引いたのは、持久力のトレーニングを行った被験者たちの海馬が、まったく縮んでいなかったことである。それどころか、成長して2%ほど大きくなっていたのだ。

著:アンデシュ・ハンセン 『運動能』 p.212より

これを読んで思わず、「運動を始めたい!」という気持ちになる人は、きっと多いはず。

私自身がまさにそのひとり!

このほかにも、運動には抗うつ剤と同じ効果があることや、集中力が改善することなど、とても多くの研究結果が書かれています。

よって、「私が抱える持病にも効果があるに違いない」と素直に感じました。

また、本にも書かれているように「運動には副作用がない」ことも非常に魅力的です。

そのため、工夫しながら運動習慣を生活に組み込んでいきたいと思っています。

まとめ|ここまでお読みくださった皆様へ

この複雑な世の中や人々の暮らしぶりが、いかに人間の脳の進化とかけ離れているかを考えさせられる一冊でした。

100年経っても1万2000年経っても、さほど大きく変化していないらしい、私たちの脳。

このような事実を知ると、テクノロジーの進化や便利さの陰で、人々の健やかな暮らしに必要なものが、自然と見えてきます。

調子が乗らないときや、なんとなくだるいときほど運動を敬遠してしまいがちですが、そんなときこそ走りに出かける習慣をつけたいと思います!

もりー

というわけで、最後までお読みくださりありがとうございました!

『運動能』 著:アンデシュ・ハンセン