最近私は、ジェーン・スーさんの書籍を立て続けにAudibleで聴いていました。
スーさんとえ言えば、TBSラジオの『ジェーン・スー生活は踊る』のメインパーソナリティをお務めでいらっしゃいます。
私ももれなく『生活は踊る』のリスナーでしたが、スーさんの書籍を手に取ったのは、今回が初めてでした。
で。スーさんの書籍は、とにかく面白い!
というわけで、今回は私が聴いたスーさんの書籍について書いてみようと思います。
四十代を楽しく乗り越えていけそうな気持ちになれる|ジェーン・スーさんの言葉たち
はじめて私が触れた書籍がこちらです。
『ひとまず上出来』 著:ジェーン・スー
のっけから面白い、こちらの書籍。
突然ですが、大事なことなのでよく聞いてください。
というセリフから始まり、
この後には、
40代になると、どんなにメイクをしても、化粧が写真に写らなくなる珍現象が起こります。
と続きます。
私はと言うと、写真に写る機会があまりにも少ないため、実感としてはイマイチつかみにくい。
しかし不思議と、スーさんの仰ることは、スーッと入ってきたのでした。

あ~っ、わかる気がする・・・!
まだ未体験なことでも、想像ができてしまう摩訶不思議。
ちゃーんと四十代を生きています。
そして、実際にその珍現象を実感した日には、

例の珍はコレだな!
と、ついに身体で理解するのだと思います。
とてもありがたいことに、少し先を行く先達の知見は、後から続く者の足元を灯してくれることを改めて実感しています。
という感じで、私よりも少し先を行くスーさんのお話は、とても参考になることもたくさんありました。
それに、言語表現の豊かさにも、私は思わず舌を巻きました。
“こんなエッセイが書けるスーさんって、なんてステキなんだ・・・!”と、改めてスーさんのファンになった次第です。
そうか、執着にも若さが必要なのか・・・と腑に落ちた話
『ひとまず上出来』の164ページ~167ページにかけて、執着について書かれています。
若い頃のように執着しなくなったことについて、
年齢を重ねてものわかりが良くなったからではありません。
と述べられているスーさん。
この一文を耳に(目に)した途端、私の目からウロコが落ちました。
私はまさに、年齢を重ねてものわかりが良くなったのだ、と思い込んでいたのです。(ということに気付かされたとも言える)
もう少し噛み砕くと、生きている年齢の分だけそれなりの経験を重ね、だからこそひとつの物事に執着しなくなった・・・と考えるようになっていました。
そして、スーさんはこのように続けます。
執着を継続させる筋肉のようなものが、だるーんと弛緩してしまっただけの話。
と。
なるほど。
執着心ならぬ“執着筋”という考え方があったとは・・・!
とは言え、執着の度合いは、『個人に備わっているタイプ』や、『対象のターゲット』によっても変わるかもしれません。
ですが、“年齢”で判断しない視点は見事だなーと心から思います。
“諦めが良くなったものだなぁ、私”と思ったとき、「執着筋が衰えたんだな」と置き換えることで、ちょっと笑える気がします。
早水リサさんの朗読が『ひとまず上出来』の世界観とピッタリで最高でした
Audibleでは飽き足らず、私は図書館で書籍を借りてきました。

耳だけでなく、目でも楽しみたい!と考えたのです。
両方味わったからこそ、言えることがあります。

ぜひAudibleをおすすめしたい!
と。
目で文字を追いながら、早水リサさんの朗読が蘇る・・・。
早水リサさんの朗読では、絶妙な感情の機微が徹底的に表現されています。
だからこそ、ラジオのスーさんがそこにいるようで、より楽しむことができました。
まとめ|ここまでお読みくださった皆様へ
今回はジェーン・スーさんの『ひとまず上出来』の読書感想を書いてみました。
TBSラジオ『生活は踊る』でも、多くの方々の相談にのっていらっしゃるジェーン・スーさん。
スーさんの書籍を手にとるだけでも、ちっぽけな悩みなら解決してしまうかもしれません。
歳のせいか、“誰かに相談したいわけではない”という悩みや苦悩も抱えるようになった私にとって、スーさんの言葉は、まるでサプリのようです。
気になる方はぜひ、お耳に触れてみてはいかがでしょうか。
というわけで、最後までお読みくださりありがとうございました。

もりー
というわけで、最後までお読みくださりありがとうございました。