3月も、生活のすき間にオーディブルを取り入れていました。

今月は、どの作品も「人の内側」に触れるものが多く、聴き終えたあとも余韻が残るものばかりでした。

そんな3月に出会った作品たちを振り返りながら、今回は自分の中に残った感覚を言葉にしてみます。

オーディブルには無料体験もあるので、気になる方は触れてみてもいいかもしれません。

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3月のオーディブルまとめ|今月聴いた作品一覧

婚活マエストロ (宮島末奈)

ワードセンスがとても面白く、テンポよく聴ける一冊。

婚活業界の裏側を垣間見ることができ、興味深く楽しめました。

婚活のリアルを知りたい方にも良いかもしれません。

スモールワールズ (一穂ミチ)

一見バラバラに見える物語が、少しずつつながっていく短編集。

見事な伏線回収に、思わず鳥肌が立ちました。

こういう構成の面白さが好きな方には、きっと印象に残る一冊だと思います。

光のとこにいてね (一穂ミチ)

『スモールワールズ』をきっかけに、一穂ミチさんへの興味が一気に深まり手に取った一冊。

正反対の生育環境で育ったふたりの女子が、強く惹かれ合っていきます。

その関係の奥にある“共通点”が印象的でした。

人と人との関係をじっくり味わいたい方には、心に残る物語かもしれません。

赤と青とエスキース (青山美智子)

芸術の世界にある光と影を感じさせる物語。

タイトルからは想像がつきませんでしたが、聴き終える頃にはすべてがつながり、深く腑に落ちました。

じっくりと咀嚼しながら味わいたい、そんな一冊です。

普通の底 (月村了衛)

読了後の余韻が重く、気持ちを引きずったのは久しぶりでした。

それほどまでに描写が生々しく、心をえぐられるような感覚があります。

手に取るタイミングは、少し選びたくなる一冊かもしれません。

ラブカは静かに弓を持つ (安壇美緒)

「著作権」というテーマに触れるきっかけになった一冊。

ストーリーには緊張感があり、ハラハラしながら聴き進めました。

その一方で、読了感はとても穏やかで、後味の良さも残りました。

著作権というものを、あらためて丁寧に扱いたいと感じさせられました。

タクジョ! あしたのみち (小野寺史宜)

大好きな『タクジョ!』シリーズ第3弾。

シリーズが進むにつれて、人間関係の変化や成長が感じられるのも魅力です。

今回も、タクシーで都内を走るような臨場感を楽しめました。

シリーズとして続けて触れることで、より深く味わえる作品です。

蛍たちの祈り (町田その子)

思わず人物相関図を書いてしまったほど、登場人物同士の関係が繊細に描かれています。

物語も非常に深く、2度聴きしてしまうほど印象に残りました。

『親殺し』といった重たいテーマを扱いながらも、読了後には、静かな余韻が残る一冊でした。

今月強く感じたこと①|人の「見えない部分」に触れる物語

外側から見えない孤独や、歪んだ親子関係。

それから、外からの評価と自己評価が全く噛み合わないことのしんどさ。

そんな場面に、何度も立ち止まらされました。

  • 見えないからこそ、気づかれない。
  • 見えないからこそ、理解されない。

だからこそ、少しずつ歪んでしまうこともあるのかもしれません。

自分が被害者にも加害者にもならずにいられるのは、自分の努力だけでは語れない。

世の中は、そんなに単純にはできていない。

そう突きつけられるような感覚が、深く残りました。

今月強く感じたこと②|つながりと孤独は同時に存在する

特に「家族」というつながりは、切っても切れない関係です。

だからこそ、かえって孤独を生むこともあるのかもしれません。

  • 血がつながっているからこそ
  • 一緒に暮らしているからこそ

分かり合えないことに苦しむ。

そんな場面も、少なくないはずです。

そして、そうした苦しさは、外からはなかなか見えないものでもあります。

「あのおうちは家族がたくさんいて、にぎやかでいいわね」

そんな何気ない一言が、当事者にとっては、さらに孤独を深めてしまうこともある。

誰かと一緒にいることが、
必ずしも孤独ではないとは限らない。

つながりと孤独は、そんなに単純なものではないのだと、改めて感じました。

今月強く感じたこと③|“知る”ことで広がる世界

自分とは縁のなかった業界の内側を、ほんの少し垣間見られること。

これは、小説の持つ魅力のひとつだと感じています。

自然と引き込まれるストーリーの中で、内部事情や専門的な知識に触れることで、ほんの少し視野が広がっていく。

知ったつもりになることは避けたい。

けれど、その“薄い知識”が、自分の日常に置き換えて考えるきっかけになることもあります。

3月は「内側に光を当てる時間」だった

光は、いつも影と隣り合わせにあるもの。

明るく照らしてくれる反面、ときにその光の強さが、逃げ場をなくしてしまうこともあるのかもしれません。

3月は、普段は積極的に目を向けないような、“影の部分”に触れる時間になりました。

何事も表裏一体であると、頭ではわかっているつもり。

なのに、光にはポジティブ、影にはネガティブなイメージを持ってしまいがちです。

本来は、どちらか一方では成り立たないはずなのに。

だからこそ、影の部分にも時には目を向けてみることの必要性を、あらためて感じた1ヶ月でした。

なお、今回ご紹介させていただいた作品はすべて、オーディブルで聴くことができます。

気になる方は、ぜひ一度体験されてみてください。

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最後までお読みくださり、ありがとうございました☆