最近、長女の進路について、ずっと考えています。

たぶん、すぐに答えは出ません。

それでも、今の悩みや葛藤を、なるべく鮮明なカタチで残しておきたいと思いました。

というわけで今回から、ASD+境界知能の長女の高校進学について、できるだけリアルタイムで記録していこうと思います。

現在中学3年生の長女。

今年の春頃から、「私はこの全日制高校に進みたい」と言うようになりました。

それも、電車に乗って行かなければならないほどの距離にある高校です。

小学5年生の頃から、もう何年も学校にほとんど通ったことのない子が、です。

これを聞いてどう思われますか。

「本人が挑戦したいのなら、応援するべきだ」という声もあるかもしれません。

また、「いきなりそんなことは無理だろう」という声もあるでしょう。

親の気持ちとしては、両方です。

「普通の子になりたい」という長女の願い

長女は、最後に受けたIQ検査で「71」という結果でした。

軽度知的障害には該当しない。

けれども、一般的な学習についていくには大きな困難がある。

いわゆる「境界知能」と呼ばれるラインにいる娘です。

そんな長女には、長年抱えている強い学習コンプレックスがあります。

小学校5年生頃から学校へ行けなくなり、中学2年生の冬頃まで、ほとんど登校できませんでした。

そこから突然、週1回だけ中学校へ行けるようになり。

中3になった今は、2時間ほど学校に滞在できる日も出てきました。

そんな娘が最近、強く口にしていることがあります。

「全日制高校に行きたい」

しかも希望しているのは、美術科のある高校。

電車で35分、その後、徒歩移動も必要な場所にあります。

私は正直、とても悩んでいます。

「通う」だけでも、高いハードルがある

問題は学習面だけではありません。

  • 毎日決まった時間に起きて
  • 電車に乗って
  • 遅延やトラブルにも対応しながら通学する。

それは、今の長女にとってかなり高いハードルです。
※正直、定型発達のお子さんにとっても、慣れるまでは大変だと思う。

しかも田舎なので、電車は単線。

1時間に1本しかない時間帯もあります。

  • もし人身事故や悪天候で止まったら
  • 復旧の見込みが立たなかったら

いつ動くか分からない」状況に、
長女は耐えられるだろうか。

長女は先の見通しが立たない状況がとても苦手です。

そして何より、想像することが難しい。

私がどれだけ説明しても、「私はできると思う」と言います。

もちろん、それ自体は悪いことではありません。

挑戦したい気持ちは、とても大切です。

でも親としては、どうしても考えてしまうのです。

  • 災害が起きたら?
  • パニックになったら?
  • 帰宅困難になったら?

このように考える理由は

  • できると思うこと
  • 実際にできること

これらの間には、
大きな乖離が発生することもあるからです。

学校へ行けない娘が、なぜ塾へ行きたいのか

長女は今、塾へ行きたいと言っています。

理由はとてもシンプルです。

勉強を頑張れば、
普通の子になれると思うから。

娘の言う「普通の子」とは、毎日学校へ行き、友達と過ごし、勉強している子たちのこと。

彼女はそこに、強い憧れを持っています。

塾へ行って勉強を頑張れば
高校へ進学できて
普通の子に近づける

こう信じているのです。

私は何度も説明しました。

  • 高校は「行きたい」と思えば必ず行ける場所ではないこと。
  • 落ちる可能性もあること。
  • その場合、別の進路を考えなければいけないこと。

少しずつ理解はしているようです。

それでも娘は、「絶対に塾へ行きたい」と主張しています。

親として、応援したい気持ちもある

先日、個別指導塾の体験へ行ってきました。

個別指導塾を選んだ理由は、学校に通えていない期間が長かった長女には、集団指導は難しいと考えたからです。

それから、境界知能特有の「理解に時間がかかる」という特性もあります。

丁寧に、一つずつ説明してもらえる環境が必要です。

体験へ行った塾の先生は、とても穏やかな方でした。

保護者対応から指導まで、すべて一貫して一人で行っている塾。

私はそこに安心感を覚えました。

長女も自身も、この塾を希望しています。

とは言え、不安はたくさんあります。
もはや不安しかない。

本当に通えるのか。
途中で折れないのか。
高校受験で傷ついたとき、立ち直れるのか。

分からないことだらけです。

でも。

学習コンプレックスを抱え続けてきた娘が、自分から「学びたい」と言った。

それは、今しかないタイミングなのかもしれない。

私は今、その気持ちをどう受け止めるべきか、とても揺らいでいます。

最後までお読みくださり、ありがとうございました☆