前回の記事では、次女が初めてのカウンセリングを受けたときの記録を書きました。

今回は、中学1年生のASD(自閉スペクトラム症)で強烈な感覚過敏を持つ次女が、初潮を迎えたときの記録を綴ります。

丸6年も下着を着用したことのない次女。

自身の体に起きた変化をどのように受け止め、どのように対処したのか、ここでお伝えできたらと思っています。

同じように下着の着用ができないほどの過敏さをお持ちの方や、そのご家族に届くことを願い、ここから文章を紡いでいきます。

10月中旬、トイレからの叫び声

10月中旬のある日。

それは、大学病院の受診から帰宅した直後に起こりました。

次女

ママ!
生理がきちゃった、どうしよう!!!

という叫び声と共に、トイレから駆け戻ってきた次女の顔は焦りに満ちていました。

それはそうです。

何を隠そう、次女は小学1年生の11月下旬にパンツを一切受け付けなくなって以来、一度も足を通せたことがないのだから。

どうもこうもありません。

母にとっても、これは完全に未経験の状況なのですから。

これは次女自身が、自分に合った対処法を見つけるしかないのだろう。

と悟った母は、あまり口を出さずに見守ることを決意しました。

パニックにはならない、彼女なりの心のバランスの取り方

強迫症が酷くなった8〜9月はパニック続きだった次女。

これはまたパニックの日々が始まるかもなー

と覚悟を決めたものの、パニックは一切起こりませんでした。

もちろん、自身の未来を案じ、絶望に包まれる時間もありました。

絶望を感じると、

毎月生理がくるたび、こんなに何にもできないのなら、死んだほうがマシじゃん。

と言って私に当たり散らしてくることもあります。

また、

どうすればいいの?

と言われても、

どうすればいいんだろうねぇ

と答えるしかない私に対し、

所詮他人事なんだよ。

と言われたりもします。

でも、こうして気持ちを発散することで、自分の心のバランスを取っているのだろうと私は理解しています。

だからこそ、「うんうん」と聴くことに徹し、余計な口出しはできるだけしないように気をつけています。

ナプキンなしで過ごした6日間

先に書いたように、空気がピリッとすることは多々あるものの、比較的穏やかに過ごしました。

生理中の次女は、基本的には床に座って過ごしていました。

当然ナプキンもつけられないので、衣類のままです。

こまめにトイレに通い、あとはひたすら座って過ごす。

本人が自分なりに見つけた過ごし方ですが、驚くことに、経血で衣類を汚すことはほとんどありませんでした。

大きく汚れてしまったのは、夜間の衣類くらいです。

まだ初回だから、ということもあるかもしれませんが、それにしてもすごいなぁと感心しました。

こちらがアレコレ手を焼いても、きっとうまくは行かなかった。これは断言できます。

だって何せ、感覚的に拒否反応を示すものは、どうしたって無理なのだから。

私はこういう時、痛みについて想像を巡らせてみるようにします。

ちょっとしたササクレが何かに引っかかって痛むとき。

もし、信頼している大人から

ちょっとずつささくれをめくって、徐々に慣れていくようにしてください。

と言われたら?

ましてや、そんなことを言っている人が、ささくれの痛みを経験したことのない人だったら?

絶対信頼できなくなるし、何も話したいとは思えません。

今の自分でできることを見つける力

次女は丸6日間、折り紙に夢中になっていました。

普段であれば、お菓子を作るのが大好きな次女。

でも、生理中は立っていると経血が垂れてきてしまうことを案じ、彼女が見つけたのが折り紙でした。

これは彼女の才能だなーと思うのですが、何かができなくなっても、今の自分でできることを見つけるのです。

折り紙といっても、かなり細かい作品に挑戦したり、完成までに時間がかかるくす玉に取り組んだりと、そこには「挑戦すること」を忘れない姿があります。

私はそんな彼女の様子を眺めながら、できるだけ快適な日々を送れるよう、全力で応援したいと心に誓いました。

今回は中1次女が初潮を迎えたときのことについて書きました。

次回の記事では、思春期外来を受診したときの経緯と記録になります。

もりー

最後までお読みくださりありがとうございました★